北埼玉の秘境駅・下唐子駅(N)

 前記事でY口君へのジオラマを載せましたが、Y口君に作って、鉄道模型KIDAのオーナーである木田さんに何も無しではどうにも義理が立ちません。こっそりと作ることにしました。


こんな感じです。

 前回は雪景色の秘境駅でしたので、雪のない秘境駅にしました。鉄道模型KIDAがある下唐子という地名を駅名にし、架空の路線の架空の駅を作りました。ちなみに本当の最寄駅は東武東上線のつきのわ駅です。雪の秘境駅で使ったディスプレーケースより一回り小さい(横幅だけ同じサイズ)ケースが売っていたのでそれに合わせて作りました。例のごとく、ぐるっと回ってみましょう。


正面です

 レールはPECOのフレキです。長期にわたってバラストを取り替えていないため、サビサビとなっています。この駅もプラットホームは木でフルスクラッチしました。(フレキとモーリンのリアルサンドはペアーハンズ)


斜め左から。

 一度架線を張ってみたかったので、今回はジオラマということで張ってみました。レイアウトでは様々な理由により、とても架線を張る気にはなれません。0.25のピアノ線を加工して作りましたが、なかなかうまく行かず、難儀しました。


左側面から。

今回バラストに熱帯魚の砂を使ってみました。荒れた感じにはいいかも知れません。


後ろ斜め左から。

 ホームに隣接して、裏側にヤードがあるという想定です。ほとんど使っていない側線に長く放置されたタンク車が止まっています。


ま裏です。

 アスペクト比が狂っているように見えますが正しいタテヨコ比です。(車両と架線柱は鉄道模型KIDA)


斜め後ろ右から。

 車両のウェザリングには思い切りが要ります。せっかくきれいになっているものをわざわざ汚すという、この不条理。しかしきれいなままでは浮いてしまうんですよね〜。


 右側面から。

 側線には雑草が生えています。



これで一周です。


ここから、クローズアップです。

 フルスクラッチの工作は手間がかかりますが、好きな形を作れますし、出来たときの達成感はなかなかのものであります。


駅名票は真鍮線でフレーム、プラバンで板をつくりました。


待合所はTOMIX路面化キットに入っていた屋根を改造しました。
蛍光灯はプラ棒・プラバン製。ベンチはプライザーです。


ジオコレに付いていたポスターを張ってみました。
PECOのポスターだけはWebからDLしました。


街灯は津川洋行の架線柱とランナーを削ったものを合わせました。
雑草はシルフラーです。


タキのカプラーはBトレの付録に付いていたナックルに換えました。
ジオラマでのアーノルドカプラーは妙に気になります。


車止め付近です。
車止めは四角い楊枝をルーターで材木っぽく削り、細いエナメル線を巻いて作りました。
サビっぽい塗装がミソです。


アクセントにガラクタ捨て場を作りました。


駅前広場です。
バス停と木と石垣はフルスクラッチです。
今回初めて木の幹を作りました。(銅線を撚ったもの)


撮り鉄アングルで…。
う、車両は…いません。


車止め付近も低いアングルで。


2両のタキはジオラマにのり付けしてます。
待ち合い所の屋根はパステルでサビを入れました。

 気に入っていただけるかどうかは不安でしたが、幸い突き返されずにすみました。あまり上客では無い私に、いつも快く接してくれる木田さんには感謝しています。
(2010-11-17)